と言っても、ビートルズの曲名じゃなくって
映画「ミュンヘン」を見ての感想。
家族愛、民族愛、人間愛
愛にも色々あるけど、
日本人に一番ピンと来ないのが「民族愛」
そして、そこから派生する民族紛争。
アイヌや在日等の問題はあるにせよ、
日本は基本的には単一民族国家。
世界に目を向けると、パレスチナにせよ、ロシアにせよ、
民族間の紛争は後を絶たない。
そして、暴力は暴力しか生まない。
フセインの裁判が公平な物であったかどうかは怪しい物だが、
どんな人物も必ず裁判によって裁かれるべきである。
それこそが法治国家のあるべき姿である。
よってイスラエルのした(と言われている?)事は決して許されるべき事ではない。
主人公のスパイが任務を終えた後、
いつ自分が報復されるんじゃないかと
自分を見失っていく様にすごくリアリティーを感じる。
何人もの人を殺して、普通の生活を送れる人は多分いないと思う。
そんな彼の傷も家族への愛、また家族からの愛によって
時間と共に癒されていくんだろう、そんな気がする。
でも、ラストシーンでNYのWTCビルをCGで再現したのは
ちょっとやりすぎかな。
あれによって焦点がぼやけてしまった感がある。